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2010年4月 2日 (金)

観た映画メモ9

『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』

環境破壊や都市化、人口増加などにより地球規模で水不足が深刻化し、21世紀は水戦争の時代になると言われている。石油よりも貴重な天然資源となった水を巨大なビジネスチャンスとみなし、独占しようとするグローバル企業から、水をめぐる国家間の争い、海水淡水化による環境汚染など、世界の水資源問題を多角的に検証していく。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=163741
↑こちらでイギリスの水道事業の民営化について、
詳しく解説してあったので、リンクします。

【イギリス水道事業の民営化背景】
・イギリス国内の財政状況の悪化により資金調達が必要
  ⇒民営化で政府の支出削減
・EC水質基準上昇に伴なう設備投資の資金不足
  ⇒株式売却による歳入増を期待
・サ-ビス効率の低下による河川の水質悪化と水質を規制する側と規制される側が同一部門であることによる弊害
  ⇒民間事業者の方が事業をより効率的に運営できる

【民営化後の流れと問題点】
1989年のサッチャ-政権による水道事業民営化により、各地の水道事業の運営は、民間企業に委託。

経営破綻は民間企業も手に負えず、水道料金はうなぎのぼりに毎年上昇。
一方民間企業は、株主への高配当や役員への高報酬を実施。

水の品質が低下。
(1990年代半ばの水質検査合格率85%、漏水多々)
(1997年の水道会社に対する苦情が11,123件うち26%が料金に関するもの/国民消費者センターONCC報告)

1999年ブレア政権になり、民間水道会社は水道事業局によって、平均12%の料金引き下げを強いられる。

この結果、水道事業各社の経営状況は悪化し、いくつかの水道事業会社が、米仏独の企業に買収される。

一方、2001年5月ウェ-ルズの米国資本の市水道会社を、地元投資家によって設立された非営利事業体(責任有限会社Glas Cymru)が買収。

安定重視、地元重視、顧客重視である非営利事業体と、外国資本のまま国際的に事業展開を行っている水道事業会社の並存。

新規参入は制度上可能であるが、安全性や水質維持の問題や水道取引メカニズムの構築の難しさもあり、事実上、10社による地域独占体制となる。
(ただし水道事業局が、民間会社の水道料金の上限値を設定している)

  ⇒イギリスにおける水道事業の民営化は、株式の売却を中心に実現し、結果として政府は財政的な収益は得ることはできた。しかしながら、水道料金の値上げ、水質の低下、外国企業による株式取得などの問題へと発展した。
  ⇒イギリスの水道事業は流域の総合的な公共事業体から市場優先の民間企業へ、さらには、民間の非営利の事業体へと変遷しつつある。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

日本は、水道ひねれば飲み水としていつでも自由に、
誰でも利用できるが、こんな国は数少ないわけで。

水を商業化してしまい、利権を生み出し、
人間のからだに大切な「水」よりも、「お金」の方が、
どうやらエライ人々は大事らしい・・

悲しいけど、事実なのだな。

空も雲も、山も川も海も、
土地も、水も、自然に或るものは、
誰のものでもないのだ。

なぜか「名前をつけて」所有物にしてしまうのが、
当たり前になってはいるが、
地球から、ちょっとの間、借りてるだけだ。

永遠にあなたのものにはならない。

あなたのものではありません。

この映画の中で、「ブッシュ親子」も取り上げられてたんだが、
もうほんまに、どんだけお金や利権や欲しいんだろう。

お金もって、あの世にいけるわけじゃないのにサ・・。

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コメント

最近、水が問題になる映画もありますね。
慰みの報酬007だったとおもますが、水利権の話が出てきました。
ラッセル・クロウ演じる「決断のとき、3時10分」でも、上流の川を含めた土地を持ってる実業家が、川をせき止めて、下流の善良な農家をいじめる話がでてた。

悪徳実業家いわく、抗議する人に、おれの土地にある川だ、どうしようと勝手だろう。

水を社会で管理する意識がまったくない。

水を社会で管理して、稲作をしてきた民族には、衝撃的言い分。

太陽(鳳凰)の文明ではない人たちは、この思考法の人がいて、太陽文明族をびっくりさせる。

水の利権問題は、去年秋の東大公開講座「水」でも、しきりに取り上げられてました。
あの講座は、結構社会問題の先端をとりあげるので、退屈なのもあるけど、聞きにいってます。

クリさんが推奨の映画は、近所のツタヤではおいてない。
残念。


投稿: 山椒ちゃん  | 2010年4月 5日 (月) 15時44分

書いてくれている映画は、知りませんでした。
ありがとさんです。
ほんまにね、龍の文明・太陽の文明の本は、
観じ入るところいっぱいでしたね。

石油はもちろん、コーヒー豆や水までも
利権として扱われてしまうのが、
自分はどうしたらいいのか、考えるのですが、
なかなか行動が伴いません・・

東大公開講座とか、聴けるのいいですね。
「講座」のすべてが、身になるかは
わかりませんが、実際の耳で聴くのがものすごく
好きですし、大事だと思ってます。

>クリさんが推奨の映画は、近所のツタヤではおいてない。
小さい劇場で上映されてるのが多いので、
DVDの販売はあってもレンタルまで品揃えは
しないのかもしれませんね・・
何度も劇場に足を運ぶなら、
ナナゲイの会員になったほうが、お得かもと一時期思いました・・・
http://www.nanagei.com/

投稿: くりちゃん | 2010年4月 5日 (月) 21時56分

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