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2010年4月24日 (土)

まるなる、ゆうごう

渦巻先生の大谷幸市 著
『渦巻きは神であった』より、ちと興味深いところを・・

縄文人と弥生人

紀元前三百年ごろ北部北九州地方において、一つの異変が起こっていまいした。それは、多紐細文鏡(たちゅうさいもんきょう)と細形銅剣(ほそがたどうけん)を携えた人たちを始めとして、朝鮮半島からやってきた人たちが北部九州へ上陸していたのです。このような渡来系の人たちはかなりの数にのぼっていたと考えられています。北部九州地方に生活する土着の縄文人の子孫たちとの間に軋轢・葛藤があったと推測されますが、それらが本格的な争いに至っていたかどうかという問題があります。この問題に関して、次のような意見が提出されています。
埴原和郎氏は、『日本文化起源論(学研)掲載の論文『縄文人と渡来人による「二重構造」』の中で、次のように述べています。
弥生時代の渡来集団について重要なことは、彼らの日本における行動が、ヨーロッパ人たちの征服とは違っていたということである。つまり渡来者は、土着の縄文人の子孫を追放したり殺りくしたりすることをせず、徐々に混血同化してきたのである。もちろん時として「まつろわぬ者」に征伐することもあったが、完全に日本を征服するには渡来集団の力が足りず、また本国からの援助を頼むことはできなかったであろう。また京都大学の上田正昭教授が言われるように、平安時代以降には渡来人に対して一種の差別が生じ、征服どころではないという状況があったことも忘れてはならない。このように考えると、日本人の形成という問題は従来の諸説のいずれでも説明しにくく、これらとは次元の異なる発想が要求される。

埴原氏がいう渡来人と土着の縄文人の子孫との間にはヨーロッパの人たちのような征服戦はなかったという指摘は、わが国の古代史究明において大きな問題を提起しています。同じ問題に対して、佐藤誠氏は前掲書の「縄文、弥生、文化の融合と変容」という論文の中で、次のように述べています(要点のみ抜粋)。

(前略)――人類学者である金関丈夫は、福岡飯塚市立岩遺跡や山口県豊北町土井ヶ浜出土の弥生人骨が従来の縄文人骨より身長が高く、その他の特徴が朝鮮半島南部の現代人と類似することから、これらの人骨は渡来人のもので、相当数の渡来人が日本にやってきた、と考えた。
しかし、それ以外の地域の弥生人骨では縄文人との間に大きな差異は認められなかったことから、北部九州から山口県をへて至る地域の人々は渡来人との間に混血が行われた弥生人で、その他の地域では在来の縄文人がそのまま弥生人になったと理解されるようになった。
その後朝鮮半島南部では同時代の背の高い人骨が発見され、金関の考えが裏付けられている。このようなかたちで展開した縄文文化から弥生文化への移行は、特に際立った武力衝突もなく、婚姻などの方法を用いてどちらかといえば友好的に行われたと思われる。
そのため、弥生文化の受容に際しては、古い文化を駆逐してしまうということは無く、縄文文化の中でも残すべき部分は残し、場合によっては、新たな文化と融合させながら独自の弥生文化を成立させたのだと考えられる。

埴原、佐藤両氏は異口同音に縄文文化と弥生文化への移行に際しては、際立った「武力衝突」がなかったと述べさらに一歩踏み込んで、縄文文化と弥生文化の融合を構想する考え方を打ち出しています。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

縄文の頃に、タイムマシン飛ばして行ってみたい、
ユメでもいいのになぁ・・

アタマに残ったTwitter
ケン・ウィルバーbotよりhttp://twitter.com/KenWilber_botJP

◎土地から地図を作るのはいいが、土地そのものと地図を混同するのは、致命的な誤りである。

ここは自分の土地とか、ここは自分の所有地とか、
ひとは、なんだかそう思ってるみたいだけど、
たまたまとりあえず「なまえ」をつけただけで、

この大地は誰のものでもないし、お金を出して「買った」としても
それは「借り物」。自分のものじゃないと思う。

ちがうかな・・

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コメント

クリさんが、主張されてること、ようわかりまっせ。

風水でも、土地をお金ころがしに使って、バチが当たったのが、バブルのはじけだって。

連休はれるといいですねー。

投稿: 山椒ちゃん  | 2010年4月25日 (日) 01時14分

山椒さん、おおきにですー◎

バチは当たるもんなんですかね、やっぱし・・


>連休はれるといいですねー。
はいー、ほんまにお天気に恵まれたらええですなー!
今日は、洗濯日和でもう朝から
あれこれ洗いましたわー♪よく乾きました!

投稿: くりちゃん | 2010年4月25日 (日) 22時44分

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