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2010年5月25日 (火)

『物語を紡ぎ続けないと世界は崩壊する』

つれづれぼっと (tsurezure_bot) on Twitter
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『書物などに記録されてしまえば、もはや嘘は真実に書き換えられてしまう。』

徒然草 第七十三段

現代語訳
この世の中に語り伝えられている事は、真実そのままに語ってもつまらないからだろうか、多くの話は嘘八百である。

人は事実よりも大げさに物事を言う傾向がある上に、ましてや、年月を経て、遠く離れた場所の出来事であれば、言いたい放題に語られる。書物などに記録されてしまえば、もはや嘘は真実に書き換えられてしまう。巨匠の伝説は、愚かな人間が、ろくに知らないくせに神のように崇め奉るので、たちが悪い。しかし、その道の達人だったら、そんな架空伝説は信用しない。やはり「百聞は一見にしかず」なのである。

話している側から嘘のメッキが剥がれているのにも気付かず、口が自動的に出任せを言い出せば、すぐに根も葉もないウソッパチであることがバレる。また話している本人が、はなから「こんな話はウソッパチだろう」と知りながら、人から聞いたまま、鼻をピクピクさせて話せば、それは語り部をやっているだけだから、あながち「嘘つき」呼ばわりする訳にもいかない。だがしかし、もっともらしく話を捏造し、都合が悪い部分は曖昧にしたまま、最終的に話の辻褄を合わせてしまうようなインチキ技は、危険である。お世辞を言われて舞い上がっている者は、それを否定しない。周囲がインチキ話で盛り上がっている時に、一人だけ「嘘ばっかり」とムキになっても気まずくなるだけだから黙って聞いていると、そのうち嘘の証人になどにさせられて、瓢箪から出た駒みたくなってしまう。

と、文句を書いても、この世はインチキでまみれている。世の中を漂っている何げない事を、ありのままに受け入れてさえいれば、真実を見失わないはずだ。しかし、愚か者は、刺激を喜ぶから適当な事ばかり言っている。信頼できる人なら、いい加減な話をしたりはしない。

そうは言っても、「神の奇跡や、超人の輝かしい記録までも信じてはいけない」と言うわけではない。世の中にまみれている嘘に染まれば、間抜けである。それを信じる人に「そんなのはインチキだ」と言っても、既に洗脳済みだから仕方ない。どうせ殆どはインチキなのだから、諦めて適当にあしらい、意味もなく信じたりせず、心の中では「こいつはバカじゃないのか?」と思っても、用心の為に黙っていた方が良い。
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朝から、読んでちとドキッとしたつれづれぼっと。

また『Drパルナサスの鏡』を思い出してしまった・・。
http://arrowhead.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-1af3.html

パルナサス博士が、昔々「僧侶」だった頃、「悪魔」と出会う。

僧たちの役目は口から口へと物語を紡ぎ続けることであり、
博士は『物語を紡ぎ続けないと世界は崩壊する』と言う。

悪魔は、何しに来たかというと、
僧たちの「紡ぎ続ける口」を次々と塞ぎに来たのであった。

すごい描写やなと思うんである・・。

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