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2010年9月20日 (月)

観た映画メモ10

Micmacs_2

http://www.micmacs.jp/

『ミックマック』2009年フランス
幼い頃に父親を地雷で亡くしたバジルは、寄宿舎の厳しい規律に耐えられず脱走。そして30年後。彼はレンタルビデオ店で働いている。ある晩、発砲事件に巻き込まれ、流れ弾がバジルの頭に! 間一髪で一命を取りとめたが、弾丸を頭に残したまま生きていくことに。周りは彼が死んでしまったと思ったのか、部屋は引き払われ職場にも代わりの店員が。ホームレスになりその日暮らしをするバジルだが、彼の前に現れたのはとてもユニークな仲間たち。ある日、バジルは偶然自分の頭に残る銃弾を製造する会社と、父親の命を奪った地雷を製造した会社を発見する。兵器製造の二大企業を相手に、バジルたちはスペシャルな仕返しをすることに――。『アメリ』(’01)のジャン=ピエール・ジュネ監督が贈る、痛快ハートウォーミング・コメディ。


Micmacs_1

ミックマックとは、フランス語で「イタズラ」という意味。
兵器製造会社にバジルたちが仕掛けるイタズラは、復讐という「重さ」は感じなく

て、でもちょっと切ない場面もあったりで、観てるこちらがハラハラドキドキする

展開。1時間45分はあっという間だった。
「仲間たち」は、それぞれ一芸を持っているというか、みんな集まってこそ出来る

「イタズラ」で、ユーモア溢れてそしてアートな部分が、すごく魅かれた。

ギロチンの故障で死刑を免れた過去を持つ、お父さん的存在のプラカール
お母さん的存在の料理担当タンブイユ(ごちそうって意味?)
目の中に計算機がある!?一瞬でモノの計測できる女の子カルキュレット
集めて来た廃品から楽器や動くおもちゃを作り出すプチ・ピエール
人間大砲のギネス記録を持つフラカス
元・民俗学研究者でいろんなことわざ?を知ってるレミントン
からだがくねくねの冷蔵庫の野菜室に入り込める女性ラ・モーム・カウチュ

彼らの住んでいる「家」は、廃品の山の中みたいになっていて、
ブリコラージュっていうんかな、ちょっと憧れてしまう。

みんなで食卓を囲んで、タンブイユの作ったワッフルなどを
食べながらワイワイ話している場面とか、すごい「アート」な感じがして、
たぶん、あと何回か観たらいろいろ小技を見つけられる気がする。

エンディングあたりで、プチ・ピエールが作った
「ひらひらダンス」が動く場面が、自分的にはツボだった。
「踊っている」っていうのが。

キャッチコピーの「世界が平和でありますように」
なんかこの映画を観たからってわけじゃないけど、
これからは、というか、そもそも、というか、
政治とか経済は、大事なのかもしれないけれど、
そんな簡単なことじゃないとはわかっているけれど、

これからは、ユーモアとアートなくてしては、
何も変わらないような気がする、と、
ちょっと大げさに、いや、でも真剣に実は思っている。

メモ
エリファス・レヴィ
『高等魔術の教理と祭儀』より
「技法」ARTという語は、順序を逆にして、すなわち聖なる原初文字の
流儀で右から左に読めば「大作業」の諸段階を、三つの文字で、表している。
ARTとは、Aは、応用applicationのA、Rは、実現realizationのR
Tは理論theoryのT
右から読んで、理論・実現・応用。で、ART。

芸術、大作業、ユーモア!
がははと、笑うっ。

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コメント

鏡の迷宮って言葉、出てきましたでしょ。
娘さん、行方不明になって、それを探して、ホームレスになっちゃったって。
あ、クリさんのメインテーマの鏡だ って、思ったですよ。
昔、パリあたりで、壁と思ったのが実は、隠しドアで、
そこでさらわれて、どこかに売り飛ばされるって、まことしやかに話していた人がいたけれど、
まんざら、嘘じゃないのかな なんて思わされました。

投稿: 山椒ちゃん | 2010年9月20日 (月) 16時46分

山椒さん!!!そうそう、出てきた、出てきた!!
「鏡の迷宮」!!ひとりで、ふぉあおあ!!これだーと思って観てました(笑)

セットが、結構フクザツな?感じが(ガラクタだけど、意味がある置き方、っぽい?)パルナサス博士風で、めっちゃ気に入ってしまってDVD出たら、買ってしまいそうです・・もっと、じっと観たいデス。

この映画の悪役お二人は、非常にぴったり合ってて、
バジルたちにコロッと騙されてしまう描き方とか、好きですね・・

いやー、いい映画をご紹介してくださって、
超うれしおすありがとさんですー◎

投稿: くりちゃん | 2010年9月20日 (月) 20時20分

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