« レッドクリフ | トップページ | BIG ISSUE最新号  »

2011年1月 1日 (土)

「アラメダ公園の日曜の午後の夢」

Dscn77421

ディエゴ・リベラというメキシコの画家の作品に「アラメダ公園の日曜の午後の夢」という作品がある。
画像↓
http://kenet.main.jp/worldtravel/diary/pic/20040413/04140013_l.jpg

2年ぐらい前に、あるブログでこの作品を知ったんだが、ふと今思い出して当時メモってたものを読み返したり、改めて検索してたら、やっぱりというか岡本太郎が出てきた。太郎は、メキシコのホテルに「明日の神話」を飾るべく「太陽の塔」の制作とほぼ同時進行でメキシコを行ったり来たりしつつこの「双子の作品」を作ってたんである。メキシコで、大壁画で、となると繋がりがあると思うのは必然なのかな?

こんな記事を見つけた。
http://www.promo-arte.com/jpn/press/taro_text.html
『シケイロスと現代美術批判 文献再録』
1972年のエッセーみたいだ。ちょうど万博のプロデュースととメキシコでの大壁画制作についての件が書かれてあって、非常に興味深い。たまたま引っ掛けて検索で出てきたとはいえ、「読め」と言われたような気がしてしまう。
シケイロスという人物について全然詳しくないのだが、シケイロスの影響でディエゴは壁画を研究し始めたようで、シケイロスの作品を太郎は、こう語っている。

「圧倒される。こうなると、もう、いい悪いを超えてる。シケイロスの作品に賛成であろうがなかろうが、とにかくそこに一つの宇宙があり、それがシケイロスなのだ。」

そのシケイロスと繋がりのあるディエゴの作品、個人的には「アラメダ公園の日曜の午後の夢」は、すんなり「わー、ステキだ!」というワケにはいかない絵だけど・・。この目で観たことはないから対面すればまた思いも違うかもしれなが、画面の中にある「アラメダ公園の日曜の午後の夢」は、グロいし濃厚だし、なんか分厚い。

この絵の中には「メキシコ人」と呼ばれる人々のほとんどを描いているそうだ。そして顔のわかる人物にはモデルがあるらしい。髑髏の貴婦人の左横に居るのが少年のディエゴ。

この絵の鍵は「真ん中の髑髏の顔をした貴婦人」なんだろうと思う。
そして、太郎は「明日の神話」で燃える骸骨を描いた。

Dscn679011

Dscn681311

メキシコという場所は、骸骨がおおらかに居る場所だ。みんぱくに行ってもメキシコのコーナーでは骸骨がお茶してるのだ。そしてメキシコのコーナーは、なんだろう毒々しい。しかし、楽しい。なんかウェルカムな感じ。ちょっとだけのスペースなのだけど。

髑髏の貴婦人の首には「羽根」がかかっているが、メキシコのケツァール鳥を描いてるのか。
そうだ「明日の神話」に描かれている燃える骸骨は、中心から左に少しずれているそうだ。自分の眼で、何度か目の前にしたことはあったが勝手に「骸骨は絵の中心だ」と思い込んでたんだけど、石井匠氏の「謎解き 太陽の塔」を読んで理解したんである。

それで、この「アラメダ公園の日曜の午後の夢」の髑髏婦人も「中心よりやや左に」描かれているのである。
なんだかぞくぞくするのは、私だけかな・・。

石井氏の「謎解き 太陽の塔」では、太陽の塔はキリストである、という大胆な!仮説から9つの謎を解くという本なんだが、この仮説は、私には非常にスッと入ってきた内容で、岡本太郎本人も、太郎巫女敏子さんもいない今は、答えなんて聞けもしないけれど、しかし私はかなりこの本は「突っ込んでる」と強く思えた。

それで、「アラメダ公園の日曜の午後の夢」、メキシコ、シケイロス、といろいろ引っ掛かって、休みの間に考えてたんだけど、「アラメダ公園の日曜の午後の夢」は教えてくれたブログ主も書いてたが「マグラダのマリア」だというのだ。(ちなみに、そのブログはもうない)

そして「明日の神話」に描かれた燃える骸骨、石井氏の謎解きによれば岡本太郎自身を暗示しているのだろうと書いている。

「アラメダ公園の日曜の午後の夢」の制作年は1947年なので、太郎はおそらく観ているハズなんである。

「明日の神話」の燃える骸骨を、石井氏は「昇天するキリスト像と、明日の神話の図象はいちいち完全に一致しているのだ。」と記述している。つまり、岡本太郎自身であり、キリストを表わしているのではないか、と。

で、私はTAROとanointは繋がってるとメモしてるんだが、いやはややっぱりこれは繋がってる、と思わずにおれんかったんである。私は、まったくキリスト教でもなけりゃな、なにも信心してはないんだが、象徴的なものとして、その秘めている何かについて、絶対的に追いかけていかないと駄目な気がして、ここ数年地味に「なぞとき」まがいなことをしてるんだけど「選ばれし者」というキリストは、そう、こうやって大衆の眼の前に、ドンと向かい合ってるんだと、秘めたる絵は長く長く解かれることを待っていて、そしてまたそれを物語るべく、そういう必要があるということかな、なんてこの年の変わり目に、考えていた。

しかし、なかなか文字にするのは難しい・・、もう何日もかけてこれを書いてるけど、読みなおすと意味わからんくて、日々困り・・で、結局ナニガ言いたいのか、よくわかんくなってしまいました。

しかし、ともかく年明けたので、なんかこう今年もメインテーマみたく謎解きやるでー、って感じだ(笑)

2011年、あけましておめでとうございます。訪問してくださってありがとさんです。今年もよろしくお願いします。


Img_16111


|

« レッドクリフ | トップページ | BIG ISSUE最新号  »

調べモノ」カテゴリの記事

コメント

くりさん、大変でしたね、今日ブログ拝見してびっくりしました。
くりさんは辛抱強くてすごいなと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。

投稿: 山椒 | 2011年1月 5日 (水) 19時43分

山椒さん、ありがとうございます。
昨日まで母と姉と3人で色々と手続きをして、ひとまず終わった感じです。長くはないと、家族みな思っていましたが、前日にお見舞いに行って「ほな、また明日」と言ったのが最期でした。苦しんでなかったみたいで、それだけでも救いかなと思います。3人居るので、案外と暗くもなく。片付けでしばらくはバタバタしそうです。天気が良くて本当によかったです。

投稿: くりちゃん | 2011年1月 6日 (木) 08時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« レッドクリフ | トップページ | BIG ISSUE最新号  »